ノンアルコールビール

【知らない人続出】ノンアルコールビールにアルコールが入っている理由

2023-03-12

【知らない人続出】ノンアルコールビールにアルコールが入っている理由

本記事では、ノンアルコールビールにアルコールが入っている理由を、簡潔に、できるだけ分かりやすく解説します。

こんな方におすすめ

  • アルコール度数0.00%のノンアルコールビールを探している
  • 妊娠中・運転中でも飲めるノンアルコールビールを探している
  • ノンアルコールビールにアルコールが入っている理由を知りたい

 

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ノンアルコールビールにアルコールが入っている理由

ノンアルコールビールにアルコールが入っている理由

結論、酒税法では、アルコール度数1%未満の飲料は「ノンアルコール」として表記して良いことになっているからです。

そのため、「ノンアルコールビール」であっても商品によっては、アルコールが微量入っていることがあります。

特に海外のビール会社の商品は、アルコールが含まれていても「ノンアルコール」と表記されていることがあるため、注意が必要です。

 

ノンアルコールビールの定義

ノンアルコールビールとは、アルコール度数が0.9%以下のビール風味の飲料です。

Q1 酒類の定義を教えてください。

A 酒税法において酒類とは、アルコール分1度以上の飲料(飲用に供し得る程度まで水等を混和してそのアルコール分を薄めて1度以上の飲料とすることができるものや水等で溶解してアルコール分1度以上の飲料とすることができる粉末状のものを含みます。)をいいます。

引用元:お酒に関するQ&A(よくある質問)|国税庁

そのため、「アルコール度数0.00%」と表記がないノンアルコールビールは、アルコールが含まれている可能性があるという認識でOKです。

例えば、「アルコール度数0.0%」と表記がある商品は「0.01%〜0.05%」のアルコールが含まれている可能性が高いです。

なお、アルコール度数が「0.1%以上」の商品は、きちんと「アルコール度数0.5%」などと表記されている傾向があります。

 

ノンアルコールビールの醸造方法

ノンアルコールビールの醸造方法は多岐に渡りますが、大きな分類は次の2つ。

ポイント

  • アルコールが発生しないようにビールを作る
  • ビールを作ってからアルコールを抜く

そもそもアルコールが発生しないように作るか、普通にビールを作ってからアルコールを抜くかの2種類です。

いずれの方法もアルコールが微量残る可能性がありますが、完全にアルコールを抜く方法もあります。

細かく説明すると難しいので、簡潔に解説します。

 

アルコールが発生しないようにビールを作る

そもそも、アルコールが発生しないように作る方法は、主に次の3つ。

ポイント

  • アルコール潜在量の低減
  • アルコール生成量の抑制
  • アルコール生成の停止

細かく説明すると難しいので、ざっくり解説していきます。

 

参考

ビールとは、大麦麦芽(糖分)などに、酵母(酵素)を加えて、発酵(風味+アルコール)させることで、作ることができます。

 

ビールに近い風味でアルコールを発生させない方法は、主に次のとおり。

アルコールを発生させない方法メリットデメリット
大麦麦芽を減らす糖質(カロリー)を低くできるコクがなく、不味くなる
アルコールを生成しにくい酵母を使うビールに近い風味にできる酵母入手が困難
発酵を途中で止めるビールに近い風味にできる微量にアルコールが残る

日本のビール会社の多くは、大麦麦芽の量を減らすことで、低カロリー・低糖質のノンアルコールビールを生産しています。

そのため、コクがなく、水っぽくい「不味いノンアルコールビール」と酷評されることが多いです。

 

一方で、海外のビール会社の多くは、酵母の発酵を途中で止める等して、ビールに近いノンアルコールビールを生産しています。

そのため、「美味しいが、ごくわずかにアルコールが残留している」と指摘されることがあります。

 

 

ビールを作ってからアルコールを抜く

詳しい説明は参考記事に譲りますが、ビールを作ってからアルコールだけを除外する方法があります。

この方法は一般的に「脱アルコール製法」と呼ばれています。

脱アルコール製法の特徴は次のとおり。

ポイント

  • アルコールをほぼ完全に除外できる
  • 製造コストが高い

近年では、製造技術の発達から、ほぼ完全にアルコールが除外できるようになりました。

そのため、美味しくて、アルコール度数が0.00%であるノンアルコールビールの商品も流通し始めています。

ただ、残念ながら、脱アルコール製法をしているのは、海外のビール会社が多いです。

日本のビール会社でも脱アルコール製法を採用していいる企業もありますが、「完全にアルコールが除去できていない」か「値段が高い」かのいずれかです。

本記事の「アルコール度数0.00% のノンアルコールビール3選」では、海外の100円台の美味しいノンアルコールビールを紹介しているので、ぜひご覧ださい^^

 

ノンアルコールビールにアルコールが入っていても問題ないか?

ノンアルコールビールにアルコールが入っていても問題ない理由

ノンアルコールビールと表記があるにも関わらず、アルコールが入っているとなると、人によっては問題もあるかと思います。

アジェンダは次のとおり。

ポイント

  • 運転中にノンアルコールビールを飲んだら逮捕されるか?
  •  妊娠中・授乳中にノンアルコールビールを飲むと危険か?
  •  未成年はノンアルコールビールを飲んでも違法にならないか?
  •  「アルコールが入っていること」について、筆者の意見

順に見ていきましょう!

 

運転中にノンアルコールビールを飲んだら逮捕されるか?

結論、微量でもアルコールを含むノンアルコールビールを飲んだ場合、逮捕される可能性があります。

以下の記事で、「何本飲んだら逮捕される恐れのがあるか」を解説しているので、参考にしてみてください。

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妊娠中・授乳中にノンアルコールビールを飲むと危険か?

結論、アルコールを含むノンアルコールビールは避けた方が無難です。

妊娠中や授乳中の場合、オールフリーのような添加物が多いノンアルコールビールも避けた方が良いでしょう。

詳しくは以下の記事で解説しています。

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未成年はノンアルコールビールを飲んでも違法にならないか?

結論、未成年がノンアルコールビールを飲んでも違法にはなりません。

そうとはいえ、擬似的な飲酒体験は、青少年の健全な育成に悪影響を及ぼす恐れがあるため、避けるべきです。

サントリーのHPでも、ノンアルコールビールについて、以下のように注意喚起しています。

20歳未満は飲用しないでください。また、大人も子供にすすめないでください。

-中略-

アルコール分1%未満のものは法律上は20歳未満も飲用可能です。

しかしながら、20歳未満がお酒風味のノンアルコール飲料を飲むことは、たとえアルコール分が0.00%であっても酒類への誘引につながる恐れがあります。

引用元:20歳未満とお酒|サントリー

 

「アルコールが入っていること」について、筆者の意見

筆者の意見としては、アルコール度数0.0%表記のものは、妊娠中や運転をする方でも飲んでも大丈夫です。

以下、妊娠中・授乳中・運転中の方を「ハイリスクの方」とする。

注意ポイント

あくまで筆者の意見であり、ハイリスクの方が0.0%のノンアルコールビールを飲む場合は、自己責任でお願いします。

0.0%のノンアルコールビールをハイリスクの方が飲んでも問題ない理由は、アルコール含有量が微量すぎるからです。

0.01〜0.05%ほどのアルコール度数を気にしていたら、日常生活もまともに送れないです。

例えば、味噌や醤油などにもアルコールは含まれていますが、妊娠中の方で調味料を使わない方は少ないかと思います。

定性的に大丈夫と言っても説得力がないので、定量的なデータは次のとおりです。

品目摂取量(ml)摂取アルコール(g)
減塩醤油(5%)15ml0.6g
ノンアルコールビール(0.05%)350ml0.14g

刺身を食べるために使う醤油(5%)に含まれるアルコール量よりも、ノンアルコールビール(0.05%)に含まれるアルコール量の方が少ないことが分かります。

妊娠中や運転をする方で、醤油も避けている方は少ないかと思います。

そのため、筆者の意見としては、ハイリスクの方であっても、アルコール度数0.0%表記のノンアルコールビールを飲んでも問題はありません

注意ポイント

あくまで筆者の意見であり、ハイリスクの方が0.0%のノンアルコールビールを飲む場合は、自己責任でお願いします。

とはいえ、アルコール度数0.00%の、「本当にノンアルコールなビール」を探している方もいるかと思います。

そこで、あなたの代わりに筆者が、49種類のノンアルコールビールから3つ厳選したので、ぜひご覧くさい^^

ポイント

  • アルコール度数0.00%
  • 約100円

 

【アルコール度数0.00%】ノンアルコールビール3選

順位商品名風味
1位ヴェリタスブロイまろやかで豊かな大麦麦芽の風味は「レーヴェンブロイ」に近い
2位アサヒドライゼロ辛口でシャープなキレは「スーパードライ」に近い
3位オルジュゼロ爽やか苦味のない風味はビールが苦手な方でも飲みやすい。

妊娠中・授乳中の方はヴェリタスブロイがおすすめ

 

1位 ヴェリタスブロイ

1位 ヴェリタスブロイ

項目評価コメント
風味サツマイモのような風味。
低価格108円と標準的。
無添加添加物は入っていない。

風味はドイツビールに非常に近い

ヴェリタスブロイの特徴は、ドイツビールに特有の「サツマイモのような香り」です。

糖質オフながら、しっかりとしたコクとなめらかな泡を楽しむことができます。

似ているビールでいうと、ドイツビールの「レーヴェンブロイ」かと思います。

栄養バランスも良く、ビタミンとミネラルが豊富に含まれているため、妊娠中・授乳中の方にもおすすめです

詳しくは、以下の記事で紹介しています。

ヴェリタスブロイとグラス
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2位 アサヒドライゼロ

2位 アサヒドライゼロ

項目評価コメント
風味シャープなキレ。
低価格103円で標準的。
無添加添加物は多く使用されている。

「香料」や「アセスルファムK」などの添加物が多い

アサヒドライゼロの糖質は0gのため、あっさりした風味がします。

また、添加物の「苦味料」ではなく、ビールの原料である「ホップ」をしっかり使っているため、苦味も強めです。

強い苦味のある辛口で、あっさりめの風味は「スーパードライ」に近い。

添加物が多い点を除けば、なかなか良いノンアルコールビールです。

詳しくは、以下の記事で紹介しています。

アサヒドライゼロ|ノンアルコールビール売上No.1のノンアルコールビールをレビュー
アサヒドライゼロ|ノンアルコールビール売上No.1のノンアルコールビールをレビュー

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3位 オルジュゼロ

3位 オルジュゼロ

基本情報評価特徴
風味アロマホップの爽やかな香り。
低価格69円〜という圧倒的コスパ
無添加添加物は使用されていない。

オルジュゼロは、アロマホップの爽やかなの風味が特徴のノンアルコールビールです

オルジュゼロは、ドンキホーテ限定のコスパに優れたノンアルコールビールです。

ドンキはわりとどこでもあるので、誰でも手に入れやすい点と、価格の安さが優れています。

そして、なんといってもアロマホップの爽やかな飲み心地が特徴。

類似良品として、ビアリー香るクラフトなどがありますが、価格が2倍以上する割に、そこまで風味に違いはありません。

アロマホップ系をコスパで選ぶなら、オルジュゼロ一択です。

 

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

本記事では、「ノンアルコールビールにアルコールが入っている理由」を解説しました。

筆者の意見としては、「アルコール度数0.0%(わずかにアルコールが入っている)のノンアルコールビールは、ハイリスクの方でも飲んで問題ない」です。

どうしても、アルコールが心配な方は、筆者が49種類のノンアルコールビールから厳選した、アルコール度数0.00%の3選もぜひご覧ください。

以上、参考になれば嬉しいです^^

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ビール大好きクラフトです! 今まで飲んだビールは100種類以上。 ノンアルコールビールのレビュー記事は49種類。 また、ノンアルビールをベースとしたカクテルの作り方を紹介しています。 簡単に作れるものが多いので、ぜひ真似してみてくださいね!

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