ビール

サントリーBLUE|第三のビールサントリーBLUEでエールを楽しむ。

2021-08-26

サントリーBLUE

サントリーBLUE 第三のビールでエールが登場

みなさん今日も喉乾いてますか?

暑い日はキンキンに冷えたビールを飲みたいものですよね。

タイトルにもあるとおり、第三のビールで「エールビール」のサントリーBLUEが発売されました。

第三のビールは低価格のジャンルのため、エールビールであるサントリーBLUEの発売で、普段飲みの楽しみの幅が増えることが期待できます。

本記事ではエールビールとは何かを簡単に解説します。

記事の最後にサントリーBLUEを実際に飲んでみた感想を書きました。

サントリーBLUEの購入を検討されている方はぜひご覧くださいね。

こんな方におすすめ

  • 第三のビール(新ジャンル)のエールが飲んでみたい。
  • 苦いビールは苦手。
  • すっきりとした喉越しが好き。

エールビールとは

バーカウンターの上のビール

エールビールの主な特徴は以下の3つです。

ポイント

  1. 香り豊か
  2. アルコール度数は高め
  3. のどごしは重め

一番の特徴はその香り高さ。バナナに似たフルーティな香りがするものもあります。

温度が高い方がより香りを楽しめるため、適温は10℃〜13℃と言われています。

また、比較的アルコール度数が高いものが多いのも特徴の一つです。

どっしりとした味わいと、高めのアルコール度数のため、飲んだ後の「キレ」は悪くなります。

キレが悪いというとマイナスなイメージがありますが、余韻を楽しむワインのようなビールと思っていただければと思います。

エールはぬるくなっても美味しく飲めるので、ゆっくりと時間をかけて楽しむのに適しているビールなのです。

ビールの風味や色を決めるもの

4種類のビール

ズバリ結論は以下の4つです。

ポイント

  1. 酵母の種類
  2. ホップの種類
  3. 麦の種類
  4. 水の種類

この4つの掛け合わせでビールの色や風味などが変わります。

次にそれぞれの材料がビールにどのような影響を与えるかを説明します。

酵母の種類

パン

ビールは主に「ラガー酵母」と「エール酵母」のいずれかの酵母を使って作られます。

2つの酵母で作られるそれぞれのビールの特徴は以下のとおりです。

ポイント

  • ラガー酵母:あっさりとして、のどごしが良い。
  • エール酵母:芳醇な香りで、濃厚な味わい。

ビール作りにおいての酵母の役割は、糖分を分解してアルコールと二酸化炭素(炭酸ガス)を生み出すことです。

みなさんの大好きなビールのシュワシュワ感は、実はこの酵母によって作られていたのです。

サントリーBLUEはエール酵母を使用しているため芳醇な香りである一方で、のどごしとキレは悪くなることが予想されます。

ホップの種類

ホップ

ホップはビールに苦味香りを与えるなど、ビールの風味付けに重要な役割をになっています。

ホップは世界で200種類以上あり、ホップの組み合わせによってビールは様々な味に変化します。

サントリーBLUEは「カスケード」というホップを使用しています。

カスケードホップはグレープフルーツのような香りが特徴的です。

サントリーBLUEは苦味が少なく柑橘系の爽やかな香りがすると予想されます。

麦の種類

麦畑

ビール作りでは主に「小麦」と「大麦」が使用されます。

2つの麦で作られるそれぞれのビールの特徴は以下のとおりです。

ポイント

  • 小麦:ビールは淡い色(黄金色)になります。
  • 大麦:ビールは濃い色(茶色〜黒)になります。

サントリーに原料を確認したところサントリーBLUEについては、発砲酒の製造過程で「大麦麦芽」を使用し、スピリッツの製造過程で「小麦」を使用しているとのことです。

実際の色や風味に影響するのは、発泡酒の製造過程で使用する「大麦麦芽」です。

なぜならスピリッツは純粋なアルコール(無色透明)であるため、小麦の風味や成分は失われているからです。

そのためサントリーBLUEは色はそこまで淡い色ではなく、一般的なビールの色になると予想されます。

水の種類

水

 

ビール作りでは「軟水」または「硬水」が使用されます。

2つの水で作られるそれぞれのビールの特徴は以下のとおりです。

ポイント

  • 軟水:ビールの色は淡く(黄金色)なります。
  • 硬水:ビールの色は濃く(茶色〜黒)なります。

硬水はミネラルが多く含まれているため、ビールの色は濃くなります。

日本で一般的に飲まれている水は軟水であり、日本のビールも軟水で作られています。

サントリーは「水と生きる」というキャッチコピーで水に力を入れていることで有名ですが、

サントリーBLUEにおいても、自社で製造する天然の軟水を使用しています。

そのため、サントリーBLUEは色は鮮やかな淡い色になると予想されます。

サントリーBLUEを飲んでみる

BLUE

前述した主な4種類の原料から、サントリーBLUEは淡色の見た目と、柑橘系の風味によって、サッパリした味わいになると予想されます。

また、第三のビール(発泡酒にリキュールを混ぜたもの)のため、全体的に風味が薄いことが考えられます。

エールビールの本来の飲み方は、チューリップグラスで10℃くらいの温度でゆっくり飲むのが良いとされていますが、今回紹介するサントリーBLUEは「スッキリした飲みやすさ」を売りにしたエールビールのため、ラガービールのグラスで温度は8℃にしました。

今回使用したグラスはシュピゲラウです。

薄い飲み口のグラスでサラッと飲めるのでおすすめです。

発泡酒の割に泡立ちも悪くないです。

サントリーBLUEの香り

注いだ瞬間から甘い香り。

第三のビールだけあって香りは少し弱いですが、ちゃんとエールの芳醇な香りを感じれます。

爽やかな柑橘系の香りというよりは、サツマイモに近い甘い香りがします。

筆者は芋焼酎もよく飲みますが、それに近い香りに感じました。

サントリーBLUEの味

ラガーのように軽い。

第三のビールでエールの風味を再現するのはやはり難しいようです。

カスケードホップを使用しているせいか、苦味が非常に少ないです。

この辺は好みが分かれそうですね。

苦味がビールの風味と捉えている人にとっては「薄いビール」と感じるかもしれません。

たしかに第三のビールではない「香るエール」などと比べてしまうと「エール」らしい味わいはやや薄く感じられます。

サントリーBLUEを飲んだ感想

第三のビールという低価格帯でエールというジャンルはなかなか面白かったです。

エールらしさは本物のビールには劣るものの、

爽やかな香りと喉越しの良さから、夏に飲むのにビッタリなビールと言えます。

 

ラベルにも

A refreshing ale type brewed with selected ingredients and pride

「厳選された材料と誇りによって作られた、軽やかなエールタイプ」

 

とあり、サントリーさんのたゆまぬ努力がうかがえます。

こんな方におすすめ

  • 第三のビール(新ジャンル)のエールが飲んでみたい。
  • 苦いビールは苦手。
  • すっきりとした喉越しが好き。

 

それでは、酔い1日を!

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クラフト所長

ビール大好きクラフト所長です! 今まで飲んだビールは100種類以上。 ノンアルコールビールのレビュー記事は53種類。 また、ノンアルビールをベースとしたカクテルの作り方を紹介しています。 簡単に作れるものが多いので、ぜひ真似してみてくださいね!

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