サントリーBLUE 第三のビールでエールが登場
みなさん今日も喉乾いてますか?
暑い日はキンキンに冷えたビールを飲みたいものですよね。
タイトルにもあるとおり、第三のビールで「エールビール」のサントリーBLUEが発売されました。
第三のビールは低価格のジャンルのため、エールビールであるサントリーBLUEの発売で、普段飲みの楽しみの幅が増えることが期待できます。
本記事ではエールビールとは何かを簡単に解説します。
記事の最後にサントリーBLUEを実際に飲んでみた感想を書きました。
サントリーBLUEの購入を検討されている方はぜひご覧くださいね。
こんな方におすすめ
- 第三のビール(新ジャンル)のエールが飲んでみたい。
- 苦いビールは苦手。
- すっきりとした喉越しが好き。
エールビールとは
エールビールの主な特徴は以下の3つです。
ポイント
- 香り豊か
- アルコール度数は高め
- のどごしは重め
一番の特徴はその香り高さ。バナナに似たフルーティな香りがするものもあります。
温度が高い方がより香りを楽しめるため、適温は10℃〜13℃と言われています。
また、比較的アルコール度数が高いものが多いのも特徴の一つです。
どっしりとした味わいと、高めのアルコール度数のため、飲んだ後の「キレ」は悪くなります。
キレが悪いというとマイナスなイメージがありますが、余韻を楽しむワインのようなビールと思っていただければと思います。
エールはぬるくなっても美味しく飲めるので、ゆっくりと時間をかけて楽しむのに適しているビールなのです。
ビールの風味や色を決めるもの
ズバリ結論は以下の4つです。
ポイント
- 酵母の種類
- ホップの種類
- 麦の種類
- 水の種類
この4つの掛け合わせでビールの色や風味などが変わります。
次にそれぞれの材料がビールにどのような影響を与えるかを説明します。
酵母の種類
ビールは主に「ラガー酵母」と「エール酵母」のいずれかの酵母を使って作られます。
2つの酵母で作られるそれぞれのビールの特徴は以下のとおりです。
ポイント
- ラガー酵母:あっさりとして、のどごしが良い。
- エール酵母:芳醇な香りで、濃厚な味わい。
ビール作りにおいての酵母の役割は、糖分を分解してアルコールと二酸化炭素(炭酸ガス)を生み出すことです。
みなさんの大好きなビールのシュワシュワ感は、実はこの酵母によって作られていたのです。
サントリーBLUEはエール酵母を使用しているため芳醇な香りである一方で、のどごしとキレは悪くなることが予想されます。
ホップの種類
ホップはビールに苦味や香りを与えるなど、ビールの風味付けに重要な役割をになっています。
ホップは世界で200種類以上あり、ホップの組み合わせによってビールは様々な味に変化します。
サントリーBLUEは「カスケード」というホップを使用しています。
カスケードホップはグレープフルーツのような香りが特徴的です。
サントリーBLUEは苦味が少なく柑橘系の爽やかな香りがすると予想されます。
麦の種類
ビール作りでは主に「小麦」と「大麦」が使用されます。
2つの麦で作られるそれぞれのビールの特徴は以下のとおりです。
ポイント
- 小麦:ビールは淡い色(黄金色)になります。
- 大麦:ビールは濃い色(茶色〜黒)になります。
サントリーに原料を確認したところサントリーBLUEについては、発砲酒の製造過程で「大麦麦芽」を使用し、スピリッツの製造過程で「小麦」を使用しているとのことです。
実際の色や風味に影響するのは、発泡酒の製造過程で使用する「大麦麦芽」です。
なぜならスピリッツは純粋なアルコール(無色透明)であるため、小麦の風味や成分は失われているからです。
そのためサントリーBLUEは色はそこまで淡い色ではなく、一般的なビールの色になると予想されます。
水の種類
ビール作りでは「軟水」または「硬水」が使用されます。
2つの水で作られるそれぞれのビールの特徴は以下のとおりです。
ポイント
- 軟水:ビールの色は淡く(黄金色)なります。
- 硬水:ビールの色は濃く(茶色〜黒)なります。
硬水はミネラルが多く含まれているため、ビールの色は濃くなります。
日本で一般的に飲まれている水は軟水であり、日本のビールも軟水で作られています。
サントリーは「水と生きる」というキャッチコピーで水に力を入れていることで有名ですが、
サントリーBLUEにおいても、自社で製造する天然の軟水を使用しています。
そのため、サントリーBLUEは色は鮮やかな淡い色になると予想されます。
サントリーBLUEを飲んでみる
前述した主な4種類の原料から、サントリーBLUEは淡色の見た目と、柑橘系の風味によって、サッパリした味わいになると予想されます。
また、第三のビール(発泡酒にリキュールを混ぜたもの)のため、全体的に風味が薄いことが考えられます。
エールビールの本来の飲み方は、チューリップグラスで10℃くらいの温度でゆっくり飲むのが良いとされていますが、今回紹介するサントリーBLUEは「スッキリした飲みやすさ」を売りにしたエールビールのため、ラガービールのグラスで温度は8℃にしました。
今回使用したグラスはシュピゲラウです。
薄い飲み口のグラスでサラッと飲めるのでおすすめです。
発泡酒の割に泡立ちも悪くないです。
サントリーBLUEの香り
注いだ瞬間から甘い香り。
第三のビールだけあって香りは少し弱いですが、ちゃんとエールの芳醇な香りを感じれます。
爽やかな柑橘系の香りというよりは、サツマイモに近い甘い香りがします。
筆者は芋焼酎もよく飲みますが、それに近い香りに感じました。
サントリーBLUEの味
ラガーのように軽い。
第三のビールでエールの風味を再現するのはやはり難しいようです。
カスケードホップを使用しているせいか、苦味が非常に少ないです。
この辺は好みが分かれそうですね。
苦味がビールの風味と捉えている人にとっては「薄いビール」と感じるかもしれません。
たしかに第三のビールではない「香るエール」などと比べてしまうと「エール」らしい味わいはやや薄く感じられます。
サントリーBLUEを飲んだ感想
第三のビールという低価格帯でエールというジャンルはなかなか面白かったです。
エールらしさは本物のビールには劣るものの、
爽やかな香りと喉越しの良さから、夏に飲むのにビッタリなビールと言えます。
ラベルにも
A refreshing ale type brewed with selected ingredients and pride
「厳選された材料と誇りによって作られた、軽やかなエールタイプ」
とあり、サントリーさんのたゆまぬ努力がうかがえます。
こんな方におすすめ
- 第三のビール(新ジャンル)のエールが飲んでみたい。
- 苦いビールは苦手。
- すっきりとした喉越しが好き。
それでは、酔い1日を!
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