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ビールを飲んで便秘解消!?ビールが便秘に効く理由と注意点を解説

ビールを飲んで便秘解消!?ビールが便秘に効く理由と注意点を解説

ビールは多くの人にとって楽しみの一つですが、意外にも便秘解消に役立つことをご存知でしょうか?

この記事では、ビールが便秘解消にどのような効果があるかについて詳しく解説します。

ビールの成分と健康効果

ビールの成分と健康効果

ビールに含まれる成分とその健康効果は次のとおりです。

ポイント

  • ビールに含まれる食物繊維
  • ビールの酵母腸内フローラ
  • ビールと水分補給

それでは、順に見ていきましょう!

 

ビールに含まれる食物繊維

ビールには、大麦やホップ由来の食物繊維が含まれています。

食物繊維は腸内の蠕動(せんどう)運動を促進し、便秘解消に役立ちます。

例えば、1リットルのビールには約2グラムの食物繊維が含まれています。

これは、日常の食事で不足しがちな食物繊維を補うのに役立ちます。

参考

日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、一日あたりの「目標量」は、18~64歳で男性21g以上、女性18g以上となっています。

厚生労働省によると、1日あたりプラス3〜4gを目標にすることが推奨されています。

 

ビールの酵母と腸内フローラ

ビールに含まれる酵母は、腸内フローラのバランスを整える働きがあります。

つまり、ビールに含まれる酵母は、腸内に存在する微生物のバランスを保つのに役立ちます。

そのため、ビール酵母によって、腸内の健康状態が改善され、消化機能が向上することが期待されています

 

また、酵母はプロバイオティクスとして機能し、善玉菌を増やし、悪玉菌を抑える効果があります。

具体的には、酵母は腸内の有益な細菌の成長を促進し、有害な細菌の増殖を抑える働きをします。

この結果、腸内の微生物環境が改善され、免疫力の向上や炎症の軽減が期待されます

 

ポイントとしては、ビールを適度に飲むこと。

具体的に言うと、適量のビールを飲むことが、腸内の有益な酵母や菌のバランスを整え、消化不良や便秘の予防につながる可能性があります。

このように、ビールに含まれる酵母は腸内フローラの健康をサポートする重要な役割を果たしています。

 

 

ビールと水分補給

ビールはアルコール飲料ですが、その大部分は水分です。

適度にビールを飲むことで、体内の水分補給が促され、便を柔らかくすることができます。

ただし、飲み過ぎは逆効果になるため、適量を守ることが大切です。

 

ビールを飲む際の注意点

ビールを飲む際の注意点

便秘解消の目的でビールを飲む際の注意点は次のとおり。

ポイント

  • 適量を守ること
  • アルコール依存症のリスク
  • ビール以外の便秘解消方法

順に見ていきましょう!

 

適量を守ること

便秘解消のためにビールを飲む場合、適量を守ることが重要です。

一般的に、男性は1日1~2杯、女性は1日1杯程度が適量とされています。

飲み過ぎると、逆に体に悪影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。

基準飲酒量

基準飲酒量とは、1日の飲酒量の目安です。

ビールに換算すると1日で男性は1,000ml(40g)、女性は500ml(20g)とされています。

※カッコ()内は、純アルコール量を示す。

種類ビールの量純アルコール換算男性(上限)女性(上限)
中ジョッキ320ml13g約3.1杯約1.5杯
レギュラー缶350ml14g約2.9缶約1.4缶
ロング缶500ml20g2缶1缶
中瓶500ml20g2本1本
大瓶633ml25g1.6本0.8本

 

 

アルコール依存症のリスク

ビールを便秘解消のために飲む場合でも、アルコール依存症のリスクを忘れてはいけません。

毎日のようにビールを飲む習慣がつくと、依存症になりやすくなります。

そのため、便秘解消のためには、他の方法と併用することをおすすめします。

 

ビール以外の便秘解消方法

ビールに頼りすぎず、バランスの取れた食事や適度な運動も重要です。

これにより、腸内フローラのバランスをより効果的に維持することができます。

例えば、食物繊維が豊富な野菜や果物を積極的に摂取し、水分を十分に摂ることで、自然な便秘解消を目指しましょう。

これに加えて、毎日2リットル以上の水を飲むことが推奨されます。

もし、食物繊維を摂ることが難しい場合は、食物繊維のサプリメント(難消化性デキストリン)がおすすめです

参考

難消化性デキストリンは、特定保健用食品の「からだすこやか茶W」にも入っている、水溶性の食物繊維です。

難消化性デキストリンは、無味無臭の粉末状で、水にサッと溶けるため、ビールや汁物に混ぜれば、簡単に摂取することができます

また、熱にも強いため、ご飯を炊く前に入れたり、お味噌汁に入れてもOKです。

難消化性デキストリン入りの「からだすこやか茶W」を買うよりも、「難消化性食物繊維そのもの」を買った方が、圧倒的に安いのでおすすめです。

 

 

ビールの種類による便秘解消効果の違い

ビールの種類による便秘解消効果の違い

ビールの種類の違いによる便秘解消効果の違いは次のとおりです。

ポイント

  • ラガービールとエールビール
  • クラフトビールの効果
  • ノンアルコールビール

順に見ていきましょう!

 

ラガービールとエールビール

どちらも、ほぼ同じ成分

ラガービール

ラガービールは、低温で長時間発酵させることで作られるビールで、爽やかで軽い味わいが特徴です。

ラガービールに含まれる酵母は、腸内の善玉菌を増やす効果があります。

このため、ラガービールを適度に飲むことで、腸内環境が改善され、便秘の解消に役立つことがあります。

 

エールビール

エールビールは、常温で比較的短時間で発酵させるビールで、濃厚な味わいと香りが特徴です。

エールビールには、特定の種類の酵母や乳酸菌が含まれていることが多く、これらの成分が腸内の善玉菌の増殖を促進します。

結果として、エールビールを飲むことで腸内フローラのバランスが整い、便秘解消に寄与する可能性があります。

 

クラフトビールの効果

クラフトビールについてです。

クラフトビールは、小規模な醸造所で個性的な味わいや成分にこだわって作られるビールです。

クラフトビールには、さまざまな種類の酵母や添加物が使用されており、その中にはプロバイオティクス効果を持つものもあります

特に、特定のハーブやスパイスを使用したクラフトビールは、腸内の消化プロセスを助け、便秘の改善に効果的であることが期待されます。

ただし、個々のクラフトビールの成分は多岐にわたるため、その効果は一概に言えない場合もあります。

 

ノンアルコールビール

便秘解消を目指す人には、ノンアルコールビールもおすすめです。

ノンアルコールビールは、通常のビールと同じ成分を含みつつ、アルコール分が少ないため、体への負担が少ないです。

例えば、運転前や仕事中にも安心して飲むことができます。

以下の記事で、筆者が厳選した「コスパ最強のノンアルコールビール」を紹介しているので、参考にしてみてください。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

本記事では、ビールと便秘解消について紹介しました。

ビールは適量を守ることで、便秘解消に役立つ成分を含んでいます。

ただし、飲み過ぎには注意が必要です。

他の便秘解消方法と併用し、バランスの取れた生活を心がけましょう。

以上、参考になれば嬉しいです。

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クラフト所長

ビール大好きクラフト所長です! 今まで飲んだビールは100種類以上。 ノンアルコールビールのレビュー記事は53種類。 また、ノンアルビールをベースとしたカクテルの作り方を紹介しています。 簡単に作れるものが多いので、ぜひ真似してみてくださいね!

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