本記事では、ビールやお酒を飲んだ翌日に顔や手足のむくみを防止する方法を紹介します。
お酒を飲んだ翌日って、ふくらはぎや足がむくんで辛いですよね。
顔がパンパンにむくんで顔が丸くなってしまった時は、恥ずかしくてずっと家にいたくなるものです。
今回は、飲酒前後に対策をすることで、むくみを未然に防ぐ簡単な方法を解説します。
もちろん、むくんでしまった後でも効果がある方法も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
参考記事:カリウム|e-ヘルスネット|厚生労働省
【原因】ビール・酒を飲んだ翌日に顔や手足にむくみが生じる理由
結論、むくみの原因は「体内の塩分濃度上昇」
ビール・酒を飲んだ翌日にむくみの原因は「体内の塩分濃度の上昇」です。
体内の塩分濃度が上昇する原因は主に次の2つ。
ポイント
- 水分補給不足 (間接的)
- 塩分のとりすぎ(直接的)
むくみのメカニズムを知っていれば、対策は簡単です。
ですが、むくみのメカニズムは少し難しいです。
できるだけ噛み砕いて説明しますが、よく分からない方は結論(むくみの対策方法)だけご覧ください。
むくみの原因は「N・Kバランスの崩れ」
ビールなどの酒を飲んでむくむのは「体内のナトリウムとカリウムのバランスが崩れたこと」によります。
分かりやすく言うと次のとおり。
むくむ過程
- 酒(アルコール)を飲む
- 体内の塩分が濃すぎる状態になる
- 体内の塩分を薄めようとする
- 顔や手足にむくみが生じる
アルコールの作用で血液中の塩分濃度が高くなると、結果としてむくみが生じる
これだけでは分かりづらいので、具体的な例を見ていきましょう!
水分不足(間接的)
結論を繰り返しますが、むくみの原因は「体内の塩分濃度の上昇」です。
水分不足は、間接的に体内の塩分濃度を上昇させます。
理由は、体内の水分量が減れば、相対的に体内の塩分量が増えるからです。
例えば、同じ量の塩でも、コップいっぱいの水に溶かすのと、コップの半分の水に溶かすのでは、塩分濃度が違うことが分かりやすいかと思います。
水分不足⇨塩分濃度上昇⇨むくみ
ビールなどのお酒を飲むと、水分が急激に失われるため、体は水分不足になります。
水分不足になる理由は次の2つ。
ポイント
- アルコールの利尿作用
- アルコールの代謝
アルコールの利尿作用
体内から水分が失われる原因に、アルコールの利尿作用があります。
例えば、ビールを飲むと、トイレが近くなるという方は多いのではないでしょうか。
ビールジョッキ(500ml)を何杯も飲めるのは、飲んだ分だけ水分を尿として排出しているからです。
普通のソフトドリンクだと、500mlのペットボトルを飲み干すのは結構時間かかりますよね?
一方で、ビールだと3〜4杯(約2L)も平気で飲めてしまいます。
このように、ビールなどのお酒は、大量の水分を排出させる作用があります。
体内から水分を排出して問題となるのが、血液中の塩分濃度の上昇です。
体内の水分量が少なくなると、相対的に血液中の塩分濃度は上昇します。
血液中の塩分が多くなると、体は少しでも体内に水分を留めて、濃い塩分濃度を薄めようとします。
水分を体内に留めようとする働きは、皮膚表面の毛細血管にも及びます。
この皮膚表面に溜め込まれた水分が「むくみ」です。
顔や手足がむくむと、一見、水分の摂りすぎかな?と思われがちですが、原因は水分不足です。
アルコールの代謝
体から水分が失われる原因に、アルコールの代謝があります。
アルコールは分解するのに、大量の水分と糖分を使います。
例えば、ビールやお酒を飲んだ後に、ラーメンを食べたくなったり、異様に喉が渇いたりしますよね?
これは、アルコールの代謝により水分が不足していることで、体が水分を欲しているメッセージです。
また、お酒を飲んだ翌日に喉や口だけでなく、皮膚も乾燥している経験がある方も多いかと思います。
皮膚の乾燥も、水分をアルコールに代謝した結果、体内の水分が足りなくなったことが原因です。
結論を繰り返しますが、体内の水分が不足すると、体内の塩分濃度が上昇し、結果としてむくみます。
このように、アルコールを飲むと水分不足になり、水分不足は間接的に塩分濃度の上昇につながり、結果としてむくみの原因となっています。
塩分のとりすぎ(直接的)
結論、塩分を取りすぎると、むくみが生じる
前項でも説明したとおり、体内の塩分濃度が上昇すると、顔や手足がむくみます。
ビールやお酒を飲むと、塩分を過剰に取りすぎる傾向にあります。
なぜなら、ビールやお酒のつまみは「塩辛いもの」が多いからです。
例えば、フライドポテトやイカの塩辛、焼きそばや鳥の唐揚げなど、ビールやお酒のつまみには、塩分が多い食べ物が多いです。
このような、塩辛い食べ物を摂取すると、直接的に体内の塩分濃度が上昇し、結果としてむくみの原因となります。
【対策】ビール・酒を飲んだ翌日のむくみ予防方法
結論、次の2つで「簡単かつ確実に」むくみを予防できます。
ポイント
- 水分補給をする
- 塩分を排出させる
他のサイトには無い「効果抜群のむくみ対策」をお楽しみください。
水分補給をする
結論、飲み会の合間にノンアルコールビールを飲む
「飲み会の最中に水分補給を補給をすれば、翌日のむくみは防げる。」
ある程度のお酒好きなら、そんな事はもはや常識かもしれません。
でも、飲み会の楽しい最中にソフトドリンクなんて飲みたいと思いませんよね?
理屈じゃ分かってても、できないことってあります。
にんげんだもの。
そこで活躍するのが「ノンアルコールビール」です。
筆者も、今までは使い道がいまいちピンとこなかったノンアルコールビール。
実は、ノンアルコールビールは「むくみ」や「二日酔い」の対策に効果的です。
理由は、ノンアルコールビールは、飲み会の途中の水分補給に使えるからです。
もちろん、ご自宅で飲む時も、ペースメーカーとしてノンアルコールビールは非常に便利です。
例えば、3杯に1杯はノンアルコールビールを飲むとかです。
とはいえ、オールフリーを代表とする、日本のノンアルコールビールは「高く」て「まずい」。
そこで、筆者があなたの代わりに46種類のノンアルコールビールを実飲し「コストパフォーマンス」を検証しました。
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詳しくは「【コスパ最強】ノンアルコールビールおすすめランキング厳選ベスト4」の記事で紹介しているので、ぜひご覧ください。
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【コスパ最強】ノンアルコールビールおすすめランキング厳選ベスト4
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塩分を排出させる
結論、カリウムを摂取して塩分を排出する
体内の塩分濃度が高くなった場合は、カリウムを摂取することで効果的に塩分を排出することができます。
カリウムを豊富に含む食材は、例えば次のとおり。
食材 | 100gあたり含有量(mg) |
切り干し大根 | 3,500mg |
アボカド | 590mg |
枝豆 | 650mg |
参考記事:文部科学省【日本食品標準成分表2020年度板(八訂)】
切り干し大根なんて、「居酒屋にも家にも無いわっ」て方が多いと思います。笑
現実的なおつまみとしては、アボカドや枝豆が良いでしょう。
とはいえ、毎回アボカドや枝豆を食べる訳にはいかないし、唐揚げや焼きそばも食べたいですよね?
そんな時はサプリメントに頼りましょう。
例えば、Amazonのタイムセールではカリウム30日分を約1,000円で手に入れられます。
飲み会1回分にいつき33円で、アボカド200g分のカリウムを摂取することができるので、効率が良いです。
カリウムのサプリがあれば、飲み会翌日にむくみがでてしまった場合でも大丈夫。
マッサージよりも簡単かつ早くむくみを解消することができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では、ビールや酒を飲んだ翌日のむくみの原因と対策を解説しました。
ポイントは、「水分補給」と「カリウムの摂取」です。
飲み会では、なかなか水分補給が難しいですが、ノンアルコールビールであれば気軽に水分補給ができるのでおすすめです。
また、カリウムは、時と場合に縛られないサプリメントがおすすめです。
以上、参考になれば嬉しいです^^